スロベニアの電力安全装置大手エティ、米投資会社が買収

米産業投資会社のアンドリンガー・カンパニー・グループは17日、スロベニアの電気安全機器大手エティ(Eti)の株式76%を2,750万ユーロで買収することで株主連合と合意し、契約に調印した。買収手続きは年内に完了する見通し。

エティはヒューズ、遮断器の世界的大手だ。アンドリンガーでは、西欧、北米、南米、アジア市場で大きな成長が図れると見込む。まずは減配を通じて流動資金を確保し、研究開発などへの投資を強化する。2020年までに売上高を30%強伸ばし、1億4,000万ユーロを達成するというエティの従来からの目標を支援する姿勢だ。

エディは中部イズラケに本拠を置き、ドイツ、ボスニア、ポーランド、スロバキアなどに子会社を持つ。売上高の国外比率は90%。昨年は1,600人弱の従業員で9,940万ユーロの売上高を計上した。

なお、株主連合を代表する不動産会社アルタによると、売却に参加した株主は950人/社と、スロベニアにおける株式の共同売却案件として最多となった。

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