自動車用繊維のアウンデ、セルビアで増産へ

自動車用繊維を手がける独アウンデの伊合弁会社アウンデ・イタリアが、セルビア中部のヤゴディナ工場を拡張する。市当局の発表によると、すでに新工場棟の建設が始まっており、完成後は約400人の雇用が創出される見通しだ。投資額は明らかにされていないが、政府から110万ユーロの助成を受けることが決まっている。

アウンデは2014年にヤゴディナ工場の操業を開始した。化学繊維、塩化ビニル(PVC)、天然皮革を用いた座席用繊維、ドア内装部品などの自動車部品を手掛ける。従業員数は250人。

製品はヤゴディナに近いフィアットのクラグイエヴァツ工場などに出荷している。今後はメルセデス、イベコにも供給する予定だ。

アウンデ・イタリアは独アウンデと、イタリアのフィディヴィ・テッシトゥーラ・ヴェルニャーノ、リモンタの合弁会社。

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