ベラルーシ自動車大手のMAZが、ベトナムでトラックの組立製造に乗り出す。ベラルーシのセマシュコ副首相とヴォヴコ産業相が1日、ハノイで開かれた両国の経済・技術協力促進のための政府間委員会に出席し、ベトナム側の担当者と合弁会社設立契約に署名した。
合弁会社のMAZアジアは年内に事業を開始する予定で、年間生産台数1,500台を目指す。また、低床式バスの製造に向けた準備も進めている。13回目となる今回の委員会では、MAZは二つの現地企業に合計208台の車両を販売する契約も交わした。また、農機具製造のミンスク・トラクター(MTZ)もメコン・マシーナリーへのトラクター納品で基本合意した。
10月5日にはベラルーシも加盟するユーラシア経済連合(EEU)とベトナムの自由貿易協定(FTA)が発効しており、ベラルーシは特に自動車分野でベトナムとの関係強化を狙っている。