オリンパス、トルコなどを統括する新会社を設立

オリンパスは7日、トルコなど中東・アフリカ地域の統括会社をドバイに設立すると発表した。同社製品を活用する医療産業、航空産業、資源産業の需要が拡大していることを受け、新規顧客を獲得し、さらに幅広い製品を提供していく。

新会社「オリンパスMEA FZ-LLC」は来年4月に営業を開始する。これまで中東・アフリカ事業を担当していた欧州統括会社オリンパス・ヨーロッパ(ドイツ)が100%出資する。

オリンパスは製品販売だけでなく、顧客にきめ細かく迅速なサービスを提供するため、製品のトレーニングセンターや、部品管理・製品修理を担当するサービスセンターもドバイに開設する。

オリンパスによると、人口増加、高齢者の増加、所得向上、医療制度の充実を背景に、中東・アフリカ地域の医療産業は急速に成長している。主要取引先である航空産業も、各社の航空機保有数が大幅に増加している。また、石油パイプラインが数多くあり、重要顧客が集中している。これら重要産業分野の成長を自社製品の需要拡大につなげていきたい意向だ。

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