加ボンバルディア、ヴロツワフ工場の新生産棟完成

カナダの鉄道車両製造大手ボンバルディアはこのほど、ポーランド南西部にあるヴロツワフ工場の拡張工事を完了した。ドイツ鉄道(DB)の長距離高速列車「ICE」の新型車両の生産に対応する。ポーランド開発省によると、投資額は2億5,000万ズロチ(約5,800万ユーロ)に上る。拡張に伴い100人を新規雇用して従業員数を800人に増員する。

同工場は生産棟を新設し、3次元レーザー溶接設備と塗装設備を導入した。ICEの新モデルの受注により、向こう10年間は操業を確保できる見通しだ。新型ICEは2017年末に営業運転開始を予定する。

ヴロツワフ工場では、自社機関車モデル「TRAXX」のほか、イタリア、スウェーデン、ドイツなどの鉄道会社向けに機関車や車両を製造する。これまでに機関車フレーム1万6,000台超、機関車車体約2,400両を製造した。(1PLN=26.44JPY)

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