来年にもロシアとFTA調印へ=トルコ関税通商相

トルコのテュフェンクジ関税通商相は2日、ロシアのスプートニク通信に対して、来年にもロシアとの自由貿易協定(FTA)に調印できるとの見通しを示した。両国の関係正常化が進んでいることもあり、経済・貿易面での関係拡大を見込んでいる。両国通貨を決済通貨に採用することも検討中だ。

昨年11月のトルコ軍によるロシア軍戦闘機撃墜事件を機に両国関係は急速に悪化していたが、今年6月のトルコのエルドアン大統領の謝罪を機に正常化する方向にある。テュフェンクジ関税通商相は、「ロシア政府が近くトルコ産農産物の禁輸品目をさらに減らす予定」とし、貿易高の回復に期待感を示した。

トルコにとってロシアは青果の重要な取引先だ。禁輸前は青果輸出の4割がロシア向けだった。

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