スロバキア、EV・ハイブリッド車購入者に助成

スロバキアで11日、電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHV)の購入を助成する制度が始動した。予算520万ユーロのうち500万ユーロはリサイクリング基金が、20万ユーロは自動車工業会(ZAP)が負担する。助成措置は来年末まで適用されるが、予算がなくなった時点で終了する。

乗用車および小型商用車を購入した個人、法人、自治体に助成金を支給する。金額はEVで5,000ユーロ、PHVで3,000ユーロ。未登録の新車であることが条件となる。輸出目的の購入を防ぐため、助成金は登録から3年の間に段階的に支給する。

ジガ経済相によると、スロバキアにおけるEVの年間販売数は約70台。登録数はEVで250台、PHVで600台に過ぎない。今回の措置を通じ、来年末までにこれらの自動車の登録数を数千台に伸ばしたい目標だ。

スロバキア電気自動車協会(SEVA)は助成措置を歓迎しながらも、充電インフラの整備を同時に進めていく必要性を訴えた。

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