ポーランドのシュヴェド副労働相は9日、同国の10月の失業率は8.2%となり、前月から0.1ポイント改善したと発表した。ただ、求人件数が減少していることから、今後は低下にブレーキがかかると見ている。
10月末時点の失業者数は130万9,000人で、前月末から1万5,000人減少した。ただ、9月に前月比0.6%増だった求人件数は16.7%減と大きく落ち込んだ。副労働相は年末に雇用市場が再び活発化することは難しいとの見方で、8.4%に上昇する可能性も示唆している。
失業率は今年1、2 月に10.2%まで上昇したが、その後7カ月連続で低下し、統計を取り始めた1992 年以降で最低の水準で推移している。