会計監査大手KPMGのスロバキア法人、KPMGスロベンスコが先ごろ発表した同国の投資状況に関する報告書によると、国有企業、不動産及びエネルギー部門を除いた主要企業による昨年の投資総額は37億ユーロに上ることがわかった。同社が売上高又は投資額が1,000万ユーロ以上の企業1,046社の財務報告を対象にして行った調査によると、2015年の大型投資の平均投資額は1,000万ユーロを上回り、それを上回る額を投資した企業の数は2014年から10社増えて70社となった。そのうち売上高が1,000万ユーロを上回る企業の数は55社だった。
70社が行った大規模投資の昨年の合計額は24億ユーロで、全投資額の65%を占めた。各社の平均投資額は3,400万ユーロだった。上位6社で全投資額の約40%を占めた。
活発に投資が行われた部門は自動車、化学、石油化学及び通信だった。これに金属加工、医薬品及び家具製造が続いた。
投資目的については多くの企業が生産能力増強を挙げた。