経済協力開発機構(OECD)は28日発表した最新の経済見通しで、ポーランドの経済成長率が今年2.6%へ、来年は3.2%へ加速するとの予測を明らかにした。
◇可処分所得の増加と消費拡大◇欧州連合(EU)中期予算の切り替えが完了し助成プロジェクト実施が平常化◇余剰生産能力の活用――などで投資が加速する。
来年の財政赤字は国内総生産(GDP)比で3%の予測。2018年も3%とした。ただ、リスクとして◇社会保障関係費の増加◇公共投資の増加◇年金受給開始年齢の引き下げ計画――などを挙げ、銀行・小売業界税による税収増にもかかわらず赤字が3%を超える危険があると警告している。