ハンガリーのIT(情報技術)サービス会社EPSグローバルが、ITを活用した駐車システム「スマートパーキング」で中国に進出する。現地通信設備・端末メーカーのZTEコーポレーションと合弁会社を設立し、向こう4年間で最低10万規模の駐車スペースのシステム運営権を確保することを目指す。12月1日付の経済紙『ブダペスト・ビジネス・ジャーナル』が報じた。
スマートパーキングは、パーキングセンサーと携帯端末を使って駐車スペースの効率的運用や料金自動決済を可能にするシステム。すでに中国南部の陽春市では同システムの開発・導入で官民連携のプロジェクトを立ち上げている。1万の駐車スペースが対象で、契約期間は20年。当初の計画では年内に運営開始する予定だ。
EPSグローバルは中国進出に向けて、ハンガリーの投資会社GBアンドパートナーズから約10億フォリント(約320万ユーロ)の資金提供を受ける。(1HUF=0.39JPY)