韓国の起亜自動車は7日、スロバキアのジリナ工場が2006年の操業開始から10年間で累計250万台超を生産したと発表した。エンジン生産数も約380万基に上り、同社の重要な欧州生産拠点に成長している。
ジリナ工場ではコンパクトカー「シード」、コンパクトSUV「スポ―テージ」、コンパクトMPV「ベンガ」を生産し、主力モデル「シード」が全体の45%を占めた。95カ国に輸出しており、今年の仕向け先別比率はロシア18%、英国12%、ドイツ9%、スペイン6%、イタリア6%だった。エンジン部門ではガソリンエンジンが累積生産数の53%を占める。全体の5割近くが現代自動車のチェコ工場に出荷されている。
起亜のスロバキア投資額は17億ユーロ超を超える。来年は既存モデルの刷新に伴い1億3,000万ユーロを投じる計画だ。従業員数は約3,800人で、同国の雇用創出に大きく貢献している。