米飲料・食品大手のペプシコが1億2千万米ドルを投じ、トルコ西部のマニサに第6工場を建設する。新工場は敷地面積が10万平方メートル、床面積は3万5千平方メートルで、ジャガイモ加工ラインの最新設備や物流施設を整備する。完成後の生産量はペプシコのトルコの生産量全体の25~30%を占める見通し。当初350人、2022年までに500人以上を雇用する計画だ。
6日のトルコ投資庁の発表によると、ペプシコの新工場建設は、7月のクーデター未遂事件以降初の国外企業による直接投資となる。同社は投資理由について「トルコの経済発展性と健全な財務構造、若年労働力の多さ」を挙げた。また、マニサでの工場設置については、工業団地の良好なインフラ環境、質の高い人材の豊富さ、大都市イズミールや観光都市アンタルヤに近い地の利などを挙げている。
トルコでペプシコは、3つの飲料工場をイズミール、コール、アダナで、2つの食品工場をコカエリ、メルシンで操業している。雇用創出効果は直接雇用で3,000人、間接雇用で4万人に上る。