経済産業省所管の独立行政法人である石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)と国際石油開発帝石(INPEX)、丸紅は16日、ロシア・サハリン島南西海域における石油・ガスの探鉱事業で国営石油最大手のロスネフチと提携することで基本合意したと発表した。対ロ関係強化を目指す政府の方針に沿うもので、生産開発につながれば日本のエネルギー安全保障にも貢献すると説明している。
探鉱事業の実施に向けて、日本の3社は今後、ロスネフチと協議を進める。経済産業省資源エネルギー庁が所有する物理探査船の投入や、JOGMECが日系企業の知見の活用を目的に立ち上げた「知見活用型構造調査」のスキームに沿った調査・評価作業の実施も検討する。