キューバがベラルーシとの提携強化に関心を示している。アルバレス在ベラルーシ・キューバ特命全権大使は10日のキューバ革命58周年を機に開いた記者会見で、特にバイオテクノロジー、農業、製造業での協力を視野に入れていることを明らかにした。
アルバレス大使は、キューバ産の糖尿病足病変治療薬がベラルーシの医療機関で導入されたことや、他の医薬品のベラルーシにおける登録準備が進められていることに触れた上で、「バイオテクノロジー分野における協力を深めたい」との考えを示した。また、ベラルーシ農業機械大手ゴムセリマシとの提携などを通じ、製造業でも関係を強めたいと述べた。
キューバ側は農業分野におけるベラルーシのノウハウにも関心を示しており、同分野でも提携に向けた協定締結を目指している。
さらに、ベラルーシが今年を「科学の年」と定め、学術・研究振興に力を入れていることを触れ、科学分野の協力も前進するとの見方を示した。