ブルガリアのバイオ認証システム会社、欧州事業拡大

ブルガリアの認証システム大手バイオディット（Biodit）が、欧州事業拡大に乗り出している。昨年11月にアクセス制御システムの英データバック、ベルギーのANBとバイオメトリック認証システムの分野で業務提携したほか、今年中にドイツや北欧諸国でも現地企業と販売契約を結ぶ計画だ。ソフロニエフ社長が18日、現地情報サイトSeeNewsに明らかにした。

バイオディットは2010年に創業。12年に本社をスペインからブルガリアに移転した。アクセス制御装置、指紋採取装置・ソフト、電力効率化システムなどセキュリティや管理上のソリューションを提供する。現在、ブルガリア、スペイン、フランス、英国、ベルギーで事業展開する。

年初には英国の12社とバイオメトリック認証システムを採用した車両盗難防止システム「CarSec」で販売代理店契約を交わした。欧州での事業拡大を最優先するが、将来的にはアジア、アフリカ市場への進出も狙っている。