米ワールプール、ポーランド事業に追加投資

米白物家電大手のワ―ルプールがポーランド事業に5,800万ユーロを追加投資する。1月26日付の現地経済紙『プルス・ビズネス』が報じたもので、2015年秋に発表した向こう3年間の投資総額2億3,500万ユーロに上積みする。

追加投資の対象はワ―ルプール傘下の伊インデシットのウッジ工場で、主にヘアドライヤーの新生産ライン設置に4,300万ユーロを投資する。仏アミアン工場から段階的に生産移転し、同工場を欧州、中東、アフリカ向け製品の生産拠点にする。また、すでに着手しているブロツワフの冷蔵庫工場整備計画について、ウッジ工場からの生産移転に1,500万ユーロを振り向ける。

ワ―ルプールは欧州事業拠点の再編を進めており、ポーランドを生産拠点として強化する戦略だ。当初計画によると、ブロツワフを冷蔵庫事業の欧州本拠地として整備することに最大の重点を置き、他工場の生産ラインの刷新や研究開発も促進する。

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