ハンガリー中央統計局(KSH)が先ごろ発表した2016年11月の鉱工業生産高(確報値、稼働日調整済み)は前年同月比で0.6%増加した。同業生産高の増加は2カ月ぶり。コンピューター・電子・光学製品が拡大して全体を押し上げた。前月は2.1%減少していた。
分野別でみると、構成比重の大きい製造業が1.6%増加したものの、鉱山・採石業が24%減と大きく後退。エネルギーも8.1%減少した。
製造業では13部門のうち8部門で拡大した。コンピューター・電子・光学製品が10.6%と大幅に伸びたほか、食品・飲料・たばこが4.7%、ベースメタル・金属加工品は2.8%、ゴム・プラスチック・非金属鉱物も1.4%増加した。一方、同業生産高の3割を占める輸送機器(自動車含む)が2.5%減少したほか、機械・設備も3.9%後退した。