オーストリアの照明器具大手ツムトーベル(Zumtobel)は1月27日、セルビアに新工場を建設すると発表した。成長市場である東欧に地歩を築くとともに、生産経費を削減して欧州市場における価格競争力を強化する。投資規模は3,000万ユーロ。2019年夏ごろの稼働を見込む。
ツムトーベルは、セルビア南部のニシュにある既存の生産施設に手を加える形で新拠点を整備する。急成長する東欧市場の需要を取り込むため、新工場の稼働で増産を図る。同国での生産は、長期的にグループ全体のコスト適正化を進め、主要市場である欧州での価格競争力を高める戦略に沿ったものとなる。
ツムトーベルは東欧市場の開拓に向けて、昨夏、地域プロジェクトセンターをベオグラードに設置している。