ルーマニア民間医療大手のメッドライフ、競合を買収

ルーマニアの民間医療事業大手メッドライフ(MedLife)は6日、国内同業のアニマ(Anima)を買収したと発表した。国内医療サービス大手としての地位を固める狙い。取引金額などの詳細は明らかにされていない。

今回の買収でメッドライフは外来診療と職業・産業医療の両分野を手がける国内唯一の医療機関となる。アニマは外来診療サービスの大手で、ブカレスト医療保険基金(CASMB)と提携する。病院6軒と検査施設1軒を持ち、診療科目数は15科目。200人を超える従業員を擁し、昨年は売上高520万ユーロを計上した。

メッドライフが買収で事業を拡大するのは今回で15回目となる。2010年にブラショフのダイアグノスティック・ラピッドを皮切りに、医療サービス、幹細胞バンク、歯科医院グループなどを傘下におさめた。

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