スイスのアルミ加工大手アル・メンツィケン(Alu Menziken)が、ルーマニア北西部のハンガリー国境に近いサトゥ・マーレに工場を建設する。投資額は2億レウ(約4,400万ユーロ)。2018年初めの完成を予定する。
新工場の敷地面積は2万平方メートルで、押出加工機2台を備えた工場とアルミ鋳造施設を建設する。標準製品だけでなく、付加価値の高い特殊製品も手掛ける。当初は約250人を雇用し、将来的に600人以上に増やす計画だ。
アル・メンツィケンは1897年設立。2007年に同国の金属加工・電気・機械大手モンタナ・テックコンポーネンツに買収された。生産拠点をスイスとオーストリアに構え、航空・自動車産業などに製品を供給する。特に航空機用の軽・中量のアルミパーツでは世界大手。(1RON=26.78JPY)