フィッチ、クロアチアの格付け見通しを引き上げ

米格付け大手のフィッチはこのほど、クロアチアの格付け見通しを従来の「ネガティブ(弱含み)」から「ステーブル(安定的)」に引き上げた。格付け自体は投資不適格級の「BB」に据え置いた。

フィッチは引き上げの理由として、◇2016年の財政赤字が目標としていた国内総生産(GDP)比 2.6%を下回る1.6%に縮小◇同年の経常収支の黒字化によって政府債務が前年のGDP比86.7%から 84.4%に改善した――を挙げている。政府債務の減少は2007年以来。

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