独通信最大手のドイツテレコムがルーマニア子会社ルーマニア・テレコムの売却を検討している。ルーマニア・テレコムの固定通信部門テレコムルーマニア・コミュニケーションズと、携帯電話サービス部門のテレコムルーマニア・モバイルコミュニケーションズを別個に売却する計画だ。売却額は総額10億ユーロ以上となる見通し。
複数のメディアが7日報じたところによると、コミュニケーションズには仏通信大手オレンジ、モバイルコミュニケーションズにはルーマニアのケーブルテレビ・衛星放送最大手RCS&RDSが関心を示しているという。
ルーマニア・テレコムは国内最大の通信会社だが、顧客離れが進んでおり、2015年は売上高が前年比2%減の9億8,400万ユーロ、純利益が約25%減の2億500万ユーロに落ち込んだ。