独RWE、都市ガス事業でクロアチア自治体と戦略提携

独エネルギー大手のRWEがクロアチアの都市ガス事業でコプリヴニツァ市と戦略提携する。同国市場シェアを拡大する方針に沿うもので、ガス供給会社2社の株式75%を5,100万クナ(690万ユーロ)で落札した。具体的な投資計画などはまだ明らかにされていない。

コプリヴニツァ市はハンガリー国境に近い北東部に位置する。RWEが買収するガス供給2社は1万3,000世帯の顧客を有する。取引対象とならない25%は、都市ガス公社GKPコムナラツが継続して保有する。

買収に当たり、RWEは今後5年間、両社の本社をコプリヴニツァに残すことと、全従業員を継続雇用することを約束した。

RWEは1996年にクロアチアに進出した。プロミン石炭火力発電所2号機及びザグレブのZOV浄水所の運営で国営電力会社HEPと提携している。2013年には地元電力供給会社を買収して電力市場に参入した。

RWEは3年以内にクロアチアガス供給市場で10%のシェア確保を狙う。電力供給市場では顧客数11万人で、国内2位だ。(1HRK=16.14JPY)

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