クロアチアLNG基地建設、EUが1億ユーロ助成

クロアチア政府は17日、アドリア海沖のクルク島に液化天然ガス(LNG)基地を建設する計画に、欧州連合(EU)が1億200万ユーロを助成することを明らかにした。これは総事業費3億6,300万ユーロの3割弱に当たる規模。ドブロヴィッチ・エネルギー相は「このプロジェクトが一国の範囲を超えた重要性を持つことが改めて示された」と述べた。

EUはエネルギー、交通、通信ネットワークの3分野で重要性が高いインフラへの投資を促進するプログラム「コネクティング・ヨーロッパ・ファシリティ(CEF)」に基づき、同プロジェクトの支援を決めた。建設前の調査費用の50%と、工事費用の27.94%を負担する。

このプロジェクトは、ロシア産天然ガスへの依存を軽減する目的で、クルク島沖に液化天然ガス(LNG)の洋上受入基地を建設するもの。政府は2019年の着工に向けて、戦略投資家の選定作業の最終段階に入っている。

上部へスクロール