ハンガリーで今年11月にも電子医療情報システム(EESZT)が稼動する見通しだ。現在は特定の医療機関で実証試験が行われている。
EESZTは患者の個人データを一元管理するもので、様々な医療機関、医師が病歴・治療履歴などの情報を呼び出すことができる。機密性の高い情報が保存対象となるため、患者がアクセスの範囲を制限できるようにするという。システム自身はすでにセキュリティ試験をバスした。情報にアクセスした日時(履歴)は全て記録される仕組みとなっている。
EESZTは既存のIT(情報技術)環境で作動するため、導入に当たり、医療機関や薬局がシステム・設備を変更する必要はない。