人権団体SOSキンダードルフがハンガリーの高校生1,000人を対象に実施した調査で、生徒の69.5%が将来に不安を感じている事実が明らかになった。
貧しい家庭の子ほど不安を感じる傾向が強く、その比率は81%にも達した。これに対し、平均的な家庭の子は73%、豊かな家庭の子は33%にそれぞれとどまっている。
「人生で大事なもの」の回答では、◇良い仕事(74.7%)◇自分に合った夫・妻/パートナー(60.8%)◇幸せなこと(40.3%)が最も多かった。一方で大きな家や高級車をあげた子どもは少数派だった。外国へ移住するつもりの子は10%。
「心配なこと」で「大学入試に失敗」を挙げた子は半数に上り、「学校で落第する」も3人に1人に上った。また、「就職できない・失業」は46%、「自分の家庭が持てない」は40%だった。