ネット通販最大手の米アマゾンは2月20日、ポーランド5番目となる物流拠点を南部ソスノヴィエツに開設することを明らかにした。今年10~12月期の稼働開始を予定している。
アマゾンはポーランドで現在、西部ヴロツワフに2カ所、ポズナニに1カ所の物流拠点を構え、従業員7,000人超を正規雇用している。北西部のシュチェチンに建設中の第4拠点は9月に開設の予定で、今後3年間で約1,000人を雇用する計画だ。
同社はポーランドの人件費が低いほか、米本国に続く第2の市場であるドイツに近いことから、物流拠点の強化を決めた。(1PLN=27.75JPY)
■チェコ事業強化に1000人
アマゾンは同日、チェコで今年中に1,000人を新規雇用する計画を発表した。プラハの現地本社のほか、同市郊外のドブロヴィースの物流拠点に振り向ける。同物流拠点は床面積9万5,000平方メートルで、2015年9月に開所した。ドイツ、オーストリアへの配送が主要業務となる。
アマゾンは現在、チェコで3,000人以上の従業員を雇用している。今後、欧州全体で1万5,000人を採用する計画だ。