EBRD、トルコの地下鉄車両メーカーに融資

欧州復興開発銀行(EBRD)は2月22日、トルコの鉄道車両メーカー、ボザンカヤ(Bozankaya)に1,000万ユーロを融資すると発表した。同社は昨年、独電機大手シーメンスと共同でタイのバンコク地下鉄用の車両を受注しており、調達した資金を生産体制の整備に充てる。

ボザンカヤは受注した地下鉄車両22編成をアンカラ工場で製造する。このためシーメンスのロボット技術を採用した自動溶接機を導入するほか、生産能力増強のため新生産棟を設ける。車両は2018年から19年にかけて納入する予定だ。

EBRDの昨年の対トルコ融資額は19億ユーロで、融資先の中で最高となった。EBRDはこれまでにトルコで220を超えるプロジェクトに総額90億ユーロ超を融資した。協調融資による他の金融機関の融資額は200億ユーロ近くに上る。

上部へスクロール