ウズベキスタンで、シャフカト・ミルジヨエフ大統領の政令に基づき、同国科学アカデミーの下にゲノム科学・生命情報学研究所が設置される。同名の既存研究所を政府研究所に改組するもので、農耕の進歩につながる基礎・応用研究を強化する狙いだ。
大きな目標として、小麦、ジャガイモ、綿花、ブドウ栽培の研究の質改善を掲げる。これに向けて、◇食用・工芸作物、薬用植物、動物、微生物、その他の生物種の遺伝子・タンパク質・代謝物の遺伝子構造と働きを解明◇細胞・遺伝子工学の研究で、人体・環境に無害で害虫・病気に強く様々な土壌・環境に適した新しい飼料や植物品種を作り出す――課題に取り組む。
研究環境を整えるため、今年から2020年にかけて、設備・資材整備計画を進める。研究所の人員は60人を予定している。