GMウズベク、カザフスタンで委託生産開始

米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)がウズベキスタンで展開する合弁会社GMウズベキスタンが、カザフスタンで委託生産を開始する。ウズベキスタンのラマトフ第1副首相が先ごろ明らかにしたもので、3月中に現地の組立認可が下りる見通しだ。両国は昨年夏から自動車・部品の生産・開発提携の準備を進めてきた。

カザフスタン北部コスタナイの自動車メーカー、サリヤカアウトプロム(SaryarkaAutoProm)が組立を請け負う。同社は先ごろGMウズベキスタンとロシア市場向け低価格モデル「ラヴォン」7,000台の受託契約を交わした。

GMウズベキスタンはGMとウズベキスタン国営ウズアウトサノアト(OJSC UzAvtosanoat)の合弁会社で、GMの出資比率は25%。国内西端のアサカに工場を構え、「シェブロレ」や「ラヴォン」を生産する。

一方現地メディアによると、独商用車大手MANとウズアウトサノアトの合弁会社MAN-AUTOもカザフスタンでの組立体制作りに入ったもようだ。ウズベキスタンは提携事業の成功につながるとして、国内生産車をディーラーに輸送するコストを助成するよう現地政府に求めている。

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