トルコ統計局(TUIK)が3日発表した2月の消費者物価指数(CPI)は前年同月を10.1%上回り、2012年4月以降で最大の上げ幅となった。インフレ率の上昇は3カ月連続。エコノミストは9.6%を予想していた。過去12カ月の平均上昇率は7.9%だった。
構成比重の大きい「運輸(自動車用燃料を含む)」が18%値上がりし、全体が強く押し上げられた。このほか、「アルコール飲料・たばこ」(21.7%)、「その他の商品・サービス」(12.8%)、「医療」(12.5%)で2ケタ台の伸びを記録。構成比重が最も大きい「食品・ノンアルコール飲料」は同8.7%で、「教育」は9.3%、「宿泊・外食」は8.7%だった。
上げ幅が最も小さかったのは「通信」(4.4%)で、「家具・家庭用品」(4.9%)、「衣類・靴」(6.8%)も比較的緩やかな上昇にとどまった。