東京ロープ、キルギス投資庁と提携覚書に調印

東京製綱は2日、キルギス共和国の投資輸出促進庁と長期的な提携・協力に向けた覚書に調印した。同社は同国における防災製品工場の設置を検討しており、今回の合意はその布石となる。

現地報道によると、東京製綱は落石・地滑り・土石流・雪崩防止用のスチールネットや護岸用製品の現地生産を検討している。製品は国内だけでなく、タジキスタン、ウズベキスタン、アフガニスタンにも出荷する計画だ。

キルギス経済省は「日本の最新技術と防災製品の経験を生かした高強力スチールワイヤ・ネットを国内生産することはわが国にとって大きな意義を持つ」として、東京製綱との提携の可能性を重視する立場を明らかにした。

東京製綱は昨年11月、カザフスタン工場を開所している。

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