ロシアとインド、北極海開発での協力を検討

ロシアのノバク・エネルギー相とインドのプラドハン石油ガス相は8日、米国のヒューストンで会談を行い、ロシア領の北極海大陸棚における石油ガス共同開発と、液化天然ガス(LNG)のインドへの供給の可能性などについて議論を行った。ノバク・エネルギー相は「インドでの天然ガス需要の増大に加えて新しいLNGプロジェクトが進展する見通しであることから、LNG取引の分野における協力はロシアにとり戦略的な意味を持っている」と述べた。

両国間のエネルギー協力は昨年来急速に進んでいる。10月にはインドのエネルギー企業連合がロシア石油最大手の国営ロスネフチの子会社株を取得した。政府間では、両大臣が石油・ガス分野における相互投資の推進など2017年から18年にかけての協力プログラムに関する合意文書に署名した他、ロスネフチやガスプロムなどエネルギー関連企業が、露印間のガスパイプライン建設に関する合同研究や石油事業に関する教育・研修で協力していくことで合意している。

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