シーメンス、墺ハンガリー系の鉄道会社から機関車受注

電機大手の独シーメンスは14日、オーストリア・ハンガリー系の鉄道会社ラーバーバーン(ROeEE/GySEV)との間で機関車の受注契約に調印した。墺APA通信によると、シーメンスが受注したのは電気・ディーゼル機関車のどちらにも転用できる鉄道車両「ベクトロン」(Vectron)9台で、うち5台の受渡しを今年中に行う予定。残り4台についてはオプション契約となっている。契約額は明らかにされていない。

ラーバーバーンはオーストリア国境に近いハンガリーのショプロンに拠点を置き、西部のジュールやソンバトヘイなどを結ぶ路線を運営している。株式の90%以上をハンガリーとオーストリア両政府が保有しており、両国及びドイツを結ぶ区間の旅客・貨物輸送の強化を目指している。

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