複合企業のトルコ・カルヨン(Kalyon)と韓国ハンファから成る企業連合は20日、トルコ最大の太陽光発電パークのプロジェクト入札で他の3グループを破って受注を獲得した。推定投資額は13億米ドルで、南部のコンヤ県カラプナル郡に出力1,000メガワットの発電施設を整備する。稼働は来年末の見込み。
国が15年間、固定価格での買い取りを保証する。入札はオークション方式で行われ、キロワット時の供給価格が6.99米ドルセントと最も安かったカルヨン・ハンファ連合が選ばれた。
入札に当たっては、国産設備の採用と、プロジェクトに従事するエンジニアの80%をトルコ人とすることが条件とされた。
今回のプロジェクトはエネルギー国産化比率の拡大を目指すトルコ政府の方針に沿うもので、エネルギー省では60万世帯の需要がまかなえるとみている。また、約1,500人の雇用創出効果を見込んでいる。
政府は近く、風力発電でも類似の入札を実施する予定だ。