独自動車大手ダイムラーが、ルーマニア中西部のクジルに3,600万ユーロを投じて新工場を開設した。メルセデスベンツ向け9段自動変速装置(AT)に用いる遊星歯車を製造する。
同国部品子会社スター・トランスミッションが24日明らかにしたところによると、工場面積は1万1,000平方メートルで、200人の雇用創出が見込まれる。
ダイムラーはルーマニアでの部品生産を強化しており、昨年8月には、クジルに高圧燃料管工場を新設した。投資額は1,300万ユーロで、150人を雇用している。
また、昨年4月には総額3億ユーロの9段AT増産計画の最後となるギアボックス工場をセベシュに開設した。同工場では500人を採用した。