ポーランドのバス製造大手ソラリスとスイスの鉄道車両大手シュタッドラーは先ごろ、ポーランドに合弁会社「ソラリス・トラム」を設立した。同国における路面電車の生産能力を拡充し、中東欧における市場地位を強化する。
新会社にはソラリスとシュタッドラーが40%ずつ、第3者が残り20%を出資する。また、南西部シロダにソラリスが持つ路面電車工場の所有権も移す。
新会社の元で、シロダ工場は路面電車の車体製造・塗装を受け持つ。車体の最終組立は西部ヴィエルコポルスカ県にあるソラリスの工場か、東部シェドルツェのシュタッドラーの組立工場で行う予定。
ソラリス・トラムは今後、シュタッドラーのポーランド子会社と共同で同国及び中東欧での入札事業に参加する意向だ。