チェコ、2月のインフレ率2.5%

チェコ統計局(CSU)が先ごろ発表した2月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2.5%上昇し、2012年12月(2.4%)以来の大きな伸びとなった。インフレ率の上昇は5カ月連続。市場は2.4%を予測していた。

上昇率が最も大きかった項目は運輸で、6.6%に上った。自動車燃料が16.8%高くなったことが大きい。また、南欧産の野菜が低気温による不作で17.3%値上がりしたことから、食品・非アルコール飲料は4.6%上昇した。このほか、ホテル・レストラン(5.4%)、医療(3.8%)、アルコール・タバコ(3.1%)も上げ幅が大きかった。構成比重の大きい住居・水道光熱費は同0.8%にとどまり、家具什器・修繕は1.3%下落した。

同国のインフレ率は昨年9月に0.5%へと低下したものの、その後は上昇に転じ、今年1月には2.2%まで回復した。過去12カ月(16年3月~17年2月)の平均インフレ率は1.0%だった。