伊電力最大手のエネルは24日、来年末までにルーマニアで総額3億2,900万ユーロを投資すると発表した。電力供給インフラの近代化が主な目的で、今年はスマートメーターの設置などに1億5,100万ユーロを、来年は電力網の近代化などに1億7,800万ユーロを投じる。
エネルは2005年にルーマニア市場に参入した。投資残高は30億ユーロに達しており、同国の電力業界における民間企業の投資額として最も大きい。送電、電力供給、再生可能エネルギーの3事業を手掛け、電力供給では顧客数280万世帯と市場の3分の1を握る。