中国紙業、ロシア極東に紙パルプ工場設置

中国製紙大手の国営中国紙業はこのほど、ロシア極東ハバロフスク地方のアムールスクに紙パルプ工場を建設すると発表した。投資額は10億米ドルを超える見通しだ。

新工場は化学パルプ(軟材パルプ)から複数種類のセルロースを年間50万トン生産する。原材料の調達はロシア・中国投資基金(RCIF)が42%出資する木材加工会社RFPグループが担う。セルロースの供給先は主に中国企業となる見込み。

ロシア極東開発省によると、新工場建設をめぐり昨年10月から同国政府と中国紙業が協議してきた。

中国紙業は物流大手の中国誠通集団傘下で、紙パルプの製造・開発事業を手掛ける唯一の国営企業。

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