医薬品販売の独フェニックス、セルビアに物流ハブを開所

医薬品販売大手の独フェニックスは3月28日、セルビアの首都ベオグラードに近いシマノフチ工業団地に物流ハブを開所した。国境を越えた物流体制を整備する「CEEブリッジ」計画の一環で、西バルカン6カ国に医薬品を供給する。投資額は3億ユーロ。

同社は中東欧における物流効率化に取り組んでおり、セルビアの物流ハブはプラハとワルシャワに次いで3カ所めとなる。ボスニア・ヘルツェゴビナ、マケドニア、セルビア、モンテネグロ、アルバニア、コソボの6カ国を守備範囲とする。

フェニックスは中東欧事業の強化を進めている。2015年にスロバキアの薬局チェーンを買収したほか、昨年5月にはハンガリーの薬局向けソフトウエア大手、同10月にはモンテネグロで医薬品卸・小売業者を傘下におさめている。

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