米エンジニアリング大手のシカゴ・ブリッジ・アンド・アイアン(CB&I)は先ごろ、ロシア南部クラスノダール地方のアフィプスキー精油所の拡張事業を受注したことを明らかにした。と同精油所を運営するネフチガスインドゥストリヤ(NGI)との契約額は約4億6,000万ドル。設計、調達及び建設を含むEPC契約で、年産量250万トンの軽質油精製設備(ハイドロクラッカー)を設置する。ハイドロクラッカーの製造技術については、CB&Iが米石油大手シェブロンと設立した合弁企業シェブロン・ルムヌス・グローバルから技術供与を受ける。
以前の報道では、NGIは同製油所の拡張に2020年までに300億ルーブル以上(4億8,900万ユーロ)を投資すると報じられていた。NGIはアフィプスキー製油所の株式100%を保有する。
ロシア南部クラスノダールの南西15キロメートルにある同製油所の原油処理能力は年間600万トン。(1RUB=1.97JPY)