タジキスタンのドゥシャンベ国際空港で3月31日、貨物ターミナルを建設する第1期工事が開始された。同空港の国際貨物取扱量を倍増させるための近代化事業の一環で、日本の国際協力事業団(JICA)の無償資金協力として実施される。第1期工事には1,750万ドルが供与される予定。
着工式典には同国のミルゾエフ運輸・第1副首相や北岡在タジキスタン大使が出席した。
同事業には貨物ターミナル建設の他、航空保安機材の調達などが含まれる。第1期工事は大日本土木と現地事業者が実施し、来年8月の完工を予定する。第2期工事については今年4~6月に請負事業者の選定を進める。ミルゾエフ第1副首相は第2期工事の資金提供国(ドナー)と現在交渉を行っていると述べた。
タジキスタン政府は、同国の開発計画「生活水準改善(LSIS)」(2013-2015 年)などで空港整備により全貨物量に対する航空貨物の割合を引き上げる目標を掲げてきた。