ハンガリーとイランが原子力協力推進

ハンガリー政府は先ごろ、イラン政府と原子力協力の拡大で合意した。研究用小型原子炉の開発及び安全性に関する研究を協力して行う予定。米欧など6カ国はイランの核開発問題に関連した制裁措置を昨年1月に解除しており、イランは各国との原子力協力について協議を進めてきた。

イラン原子力エネルギー機構(AEOI)のサヘリ氏は現地『テヘランタイムズ』に対し、協力の対象となる小型原子炉の出力は25メガワットであると述べた。

ハンガリー政府によると、イランとの原子炉開発は2015年の両国間の合意に基づくもので、同国の核開発に関し米欧6カ国との間で締結された同年の原子力合意に合致していると述べた。

国連安全保障理事会の常任理事国5カ国及びドイツは昨年1月、核開発の規模縮小に関する合意をイランが履行してきたことを認め、同国に対する制裁措置の解除で合意した。8月にAEOIはドイツ、スペイン、ブルガリア、中国、カザフスタンなどと原子力協力について協議していることを明らかにしていた他、12月にはチェコとの間で原子力協力の枠組みで合意している。

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