高級自動車大手の独アウディはこのほど、SUV車「Qシリーズ」の新モデル2車種の生産拠点を発表した。2018年にスロバキアのブラチスラバ工場で高級モデルの「Q8」を、19年にはハンガリーのジェール工場でコンパクトタイプの「Q4」の生産を開始する。
「Q8」はクーペタイプの高級SUVで、1月に米デトロイトで開催された北米国際オートショーで発表された。「Q4」は「Q3」と「Q5」の間に位置するスポーツタイプのSUVとなる。
ブラチスラバ工場はアウディ親会社のフォルクスワーゲン(VW)が所有する。約1,000台のロボットを稼働させ、VW工場で最も先進的な生産設備を備える。SUV「Q7」のほか、VW「トゥアレグ」と「up!」、電気自動車(EV)「e-up!」、ポルシェ「カイエン」などを手掛けている。
ジェール工場は床面積8万平方メートル。アウディ「TT」や「A3」、エンジンを生産している。2018年にはスペインのマルトレル工場からSUV「Q3」の生産が移管される予定。