日立製作所は先ごろ、トルコの医療機器販売・医療サービス会社、クルト・アンド・クルト(Kurt&Kurt)の買収手続きが完了したと発表した。同社をグローバル展開における5つ目の中核拠点と位置付け、トルコと周辺地域でのヘルスケア事業の強化を図る。
日立はクルト・アンド・クルトの販売網をベースに、トルコおよび中央アジア、中東、北アフリカにおける事業拡大を狙う。画像診断だけでなく、外科治療・放射線治療ソリューションも提供していく方針だ。19日にはトルコ初の陽子線治療センター設立にも意欲を示した。
日立は昨年12月、画像診断装置の販売代理店であったクルト・アンド・クルトの株式75%を取得して連結子会社化すると発表した。