スロバキア自動車生産台数、2年連続で100万台超

スロバキア自動車工業会(ZAP)が4月27日発表した2016年の自動車生産台数は104万3,237台となり、前年実績を約4,700台上回った。累積では先月、1,000万台を突破した。

ZAPによると、業界は成長基調が継続している。年間生産台数が初めて100万台を超えた2015年に続き、昨年も100万台超を記録した。今年も同様の結果が見込まれる。また、人口千人当たりの生産台数は192台と、世界で最大の自動車生産国の地位を維持した。

一方で消費者の自動車購買意欲も高まっており、1-3月期の販売台数は前年比で14%拡大している。

ZAPでは、今後の重点課題として◇応用研究・開発事業の拡大◇サプライヤー支援◇生産・物流のデジタル化――を挙げる。また、人材不足については、(1)若者の技術スキル向上(2)専門教育・職業訓練を推進する法の施行――に注力すべきと訴える。

(2)については政府の教育改革指針を「専門高等教育のニーズを反映していない」と批判。学校教育の現状を分析するところからやり直すべきと指摘している。

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