独自動車部品・タイヤ大手のコンチネンタルは2日、今年はルーマニアに1億7,000万ユーロを投資すると発表した。投資額は昨年とほぼ同水準で、工場や研究開発(R&D)センターのインフラ整備と最新設備の導入、従業員育成に宛てる。
ルーマニア拠点の従業員も増強する。昨年に1,700人を新規採用したが、今年もエンジニア、IT技術者、機械工、専門学校新卒者など約1,500人を採用する計画だ。すでに国内中部ブラショフの燃料ポンプ工場で180人増員したほか、4月に拡張工事が完了したティミショアラ工場でも大幅に雇用を拡大する。
コンチネンタルはティミショアラ、シビウ、カレイ、ナダブ、ブラショフ、ヤシに合計7工場を構え、タイヤ、トランスミッション用ベルト、空調システムなど年間1億5,000万超の自動車部品を製造する。4つのR&D拠点、伊タイヤ大手ピレリとの合弁会社、タイヤ配送センターを合わせ総従業員数は1万8,200人に上る。