ハンガリーの衛生用紙最大手ヴァイダ・パピル(Vajda Papir)が、中部ドゥナフェルドヴァールに新工場を設置する。これまで他社から調達していた原紙を社内生産に切り替えるのが狙い。親会社のアティラ・ヴァイダによると、投資額は110億フォリント(約3,520万ユーロ)で、同国経済省から45億フォリントの助成を受ける。
新工場の生産能力は年3万~3万5,000トン。生産した原紙をキッチンペーパー、ティッシュペーパー、ナプキン、トイレットペーパーなどに加工する。雇用規模は105人の予定だ。ヴァイダ・パピルはまた、現在45%の製品輸出比率をさらに引き上げる狙い。
今回の投資は数週間前に政府の優先プロジェクトに選定された。
ヴァイダ・パピルは1999年の設立。2015年の売上高は210億フォリントを超えた。中欧・北欧を中心に20カ国以上に製品を出荷しており、ノルウェー、ルーマニア、フィンランド、ポーランドに拠点を持つ。(1HUF=0.39JPY)